この記事では暗号資産(仮想通貨)投資で知っておくべき用語を始めたばかりの方向けに紹介しています。
独特な言い回しが多い仮想通貨界隈。。。
暗号資産(仮想通貨)の情報を調べ始めると、よくわからない略語が使われているのを目にしませんか?
「完全にFUD笑」
「HODL!!」
特にTwitterなどでよく遭遇すると思います。
最初はこういう意味の分からない単語がたくさん出てくるので、わたしも「とっつきにくいなぁ」という印象を持ちました。
一度知ってしまえば大したことないので、よく登場する略語についてまとめてみました。
暗号資産(仮想通貨)でよく使われる用語とその意味
ATH(All Time High)/ATL(All Time Low)
ATH(All Time High):上場来最高値
ATL(All Time Low):上場来最安値
いずれも通貨の価値を表し、上場来の価格を更新した時などに使われます。
用例
ATHすぐ行きそうw pic.twitter.com/J3KrC098gI
— ETH億りっぷるん@仮想通貨トレーダー(ポジション公開) (@coinpicksjapan) May 14, 2021
AML(Anti-Money Laundering)
AML(Anti-Money Laundering):反社会的勢力/テロ組織/犯罪者集団などによるマネーロンダリングや詐欺を防ぐための一連の対策
暗号資産(仮想通貨)取引所が登場する文脈やコインの匿名性などの議論でよく登場します。
用例
真面目に答えると多分規制とかAMLのことでしょうね。仮想通貨とAMLに関しては日本は進んでる、みたいな海外要人の発言も確かあったような。
— Koji Higashi (@Coin_and_Peace) November 9, 2019
逆に言うとそれだけで後はむしろどんどん退化している気がしますが。 https://t.co/k9UInPvsqw
DYOR(Do Your Own Research)
DYOR(Do Your Own Research):自分で調べろ!
暗号資産(仮想通貨)市場は良い情報は少なく、多くが悪意のもった情報だったりします。誰も情報には責任を持てないので、この言葉がよく使われます。
用例
要望があるのでマイナーな新規銘柄を紹介してみた。
— イケハヤ@仮想通貨投資家 (@IHayato) May 11, 2021
これ、時価総額$1.5Mしかありません。
例によってDYOR、Not Financial Adviceということで。
【新興銘柄】ネクストBUNNYは $GROW かも?CAKE置き場として優秀!https://t.co/bq9FPZfXgw
FUD(Fear, Uncertainty, and Doubt)
FUD(Fear, Uncertainty, and Doubt):恐怖・不安・疑念
マーケティング戦略の1つとして知られています。人々の恐怖・不安・疑念を煽って、その行動を操作しようする方法です。暗号資産(仮想通貨)界隈では日常茶飯事です。
用例
仮想通貨のニュースサイト系のメディアには、ただひたすら公正に記事書いて欲しい
— くりぱか (@Creeperker) September 25, 2018
FUDとか変にポジティブに書くようなことはしないで欲しい
もう嘘だらけで基本ニュースサイト信用できない状態になってるから、もうちょっとなんとかした方がいいと思う
FOMO(Fear Of Missing Out)
FOMO(Fear Of Missing Out):取り残されることへの恐怖
これは投資で一般的に使われます。「自分だけ稼ぐチャンスを逃しているのでは。。。」「早くこの上昇相場に乗らないと。。。」といったように強迫観念にかられ冷静な判断ができない状態のことを指します。
用例
仮想通貨はFOMO誘発の要素が多い。日々、冷静に生きるためには、やはり習慣の力を借りることが良いのだと思う。また仮想通貨の投資で儲かったのは「運が良かったから」と思うのが良さそう。
— たっけ💐🤗🔥 (@takeee814) May 11, 2021
HODL(Hold On for Dear Life)
HODL(Hold On for Dear Life):ホールドし続ける
Holdをもじった俗語。直訳は「明るい未来のために持ち続けよ!」となります。暗号資産(仮想通貨)はボラティリティが高く、一度買ったコインを持ち続けるのはかなりの忍耐を要します。ビットコイン信者にこの言葉を使う人が多いような気がします。
用例
始まってしまった。
— cryptophile ₿ (@cryptophile_btc) May 9, 2021
マイナーが「OFAC(外国資産管理局)の規定に沿ったブロックである」と明記し始めた。
綺麗なビットコインとそれ以外のビットコインの始まり。
おそらく銀行や大手決済業者はキレイなビットコインしか受理しなくなるだろう。
この攻撃は想定内。
HODLhttps://t.co/uqrhXOnNNy
SAFU(Secure Asset Fund for Users)
SAFU(Secure Asset Fund for Users):Binanceが用意しているとされるユーザー資産の保全を目的とし手数料の10%を積み立てる基金
暗号資産(仮想通貨)の取引所では1年に何回もハッキングにより資産が盗まれるニュースが出てきます。ニュースの度に世界最大規模の取引所であるBinanceではこういった準備があるといったような情報を見かけます。
用例
「緊急時に保険のために用意されたSAFUファンドを使って」とあるな、安心感
— 響@トレーダー (@Whiskey_bonbon_) May 8, 2019
【速報】仮想通貨取引所バイナンスでハッキング被害 約44億円分のビットコインが引き出される https://t.co/RtV4x5TSKI via @JpCointelegraph
KYC(Know Your Customer)
KYC(Know Your Customer):金融機関における顧客確認
アンチマネーロンダリング策の一環。国内の暗号資産(仮想通貨)取引所では、口座開設の際に本人情報確認が必須になっていますが、海外取引所ではそうでないところがあります。取引所関連で良くないことが起きると登場してくる用語。
用例
少し前にアメリカの銀行が仮想通貨を扱うニュースが出た時にこれは確定された流れってのは感じたの
— M.O.F女帝@海外旅トレーダー (@scajyo) May 13, 2021
銀行が扱う=KYC
今銀行はマネロン規制がガチガチで国際送金もろくに出来ないのは事実ね
この背景は銀行がマネロン資金を受け入れてしまうと制裁的なリスクが莫大だから
4)
楽しみながら語彙を増やしていきましょう
この記事では暗号資産(仮想通貨)投資で知っておくべき用語を用例付きで紹介しました。
これらの用語は知らなくても投資はできますが、知っているとニュースや情報が理解しやすくなります。
気が向いた時には、分からない用語は調べて語彙を増やしていくのが良いのではないでしょうか。
始めたばかりの方に役立ちそうな投資戦略の考え方もまとめています。興味があればどうぞ。
それでは。