この記事では、Google Trendsを見て暗号資産投資のトレンドを見てみます。
目次
Google Trendsとは?
Google Trendsとは、さまざまな地域や言語でのGoogle検索での上位の検索クエリの人気を分析するGoogleのウェブサイトです。Webサイトでは、グラフを使用して、さまざまなクエリの検索ボリュームを経時的に比較することができます。
今や何か調べたいものがある場合、全世界の人がGoogleを使用しています。
媒体や国によりますが、そのシェアは80-90%ということでご存知の通り一強です。
つまり、世の中の流行り廃りの流れはある程度、ここから眺めることができます。
暗号資産(仮想通貨)は2020年から急激に時価総額を上げました。界隈では、そろそろ手仕舞いという話も聞くので、一旦引いて世の中の反応を眺めてみます。
関連キーワードの検索人気を調べてみる
それでは実際に調べてみます。
検索語は検索頻度が多い「仮想通貨」「ビットコイン」を選び、期間は2017-2018年の一次ブームが入るように比較してみます。「アルトコイン」はおまけで含めてみました。
国内
日本では、2018年のピークに及んでいませんが、2月末に1つのピークを形成しています。
国内では、2月のピークから落ちてきているのでここから新規の流入は少ないかもしれないですね。
他の投資アセットとの比較と意味で「株」と比べてみます。
株は安定して高く、年明けから漸増傾向でした。
最近の傾向としては、仮想通貨(暗号資産)と似た傾向にあります。株式市場ではこの時期に四半期決算が相当するのでその影響と思われます。米国市場では「Sell in May」というアノマリーもありますね。
仮想通貨市場は世界の方が圧倒的に大きいので、世界で見てみます。
世界
こちらも傾向としては、国内と同様のようです。
短期的に暗号資産市場全体としては、入るべき新規参入は終わって、安定もしくは下落傾向がありそうです。
実際の出来高の変化も見てみる
ビットコインの市場規模と出来高についても合わせて確認しておきます。
上記の検索と近しくなるように過去5年で表示しています。
長期トレンドとしては、上層フェーズでありながら若干なだらかな安定に入ろうとしているようにも見えます。この辺りは誰にもわからないので、捉え方は人次第です。
出来高についても市場全体の上昇に合わせて大きく増加しています。特に2021年に入ってからTeslaのビットコイン購入、暗号資産ETF、Coinbase上場など大きなニュースが連続したことも影響しました。こちらは今ピークから横ばいか若干減少傾向に入りつつあるといったところでしょうか。
これらを踏まえてどうするかですね。。。
短期ポジションは縮小。長期は継続。
ここからはデータに基づかない個人的な感想です。
市場全体としては落ち着いてきた傾向があり、自分としては一旦短期ポジションは縮小しようかと思います。
この記事を書いている最中、イーサリアムが暴騰からの急落・回復と忙しい値動きを見せていますが、そこはあまり気にせずに行きたいと思います。
むしろ、2017-2018年の時もビットコインがピークをつけた1ヶ月後にイーサリアムをピークをつけ、その後暗黒期に入っていったので、その時のことを思い出してしまいます。
一方で、長期的には暗号資産自体のコンセプトには共感しているので、細々と積立しつつ、良いチャンスがあれば参入する感じで考えています。
皆様もリスクの取りすぎにはお気をつけください。
それでは。