【2021年版】国内22社のアルトコイン向け販売所・取引所を比較

この記事では、暗号資産(仮想通貨)の中でもアルトコイン投資の視点から見た販売所・取引所の比較をしていきます。結論だけ知りたい方は、目次からどうぞ。

注意!

こちらは2021年4月時点での情報です。取り扱いコイン数や取り扱い業者は日々増えている傾向にあります。口座開設の際はご自身で再度確認の上、ご検討ください。

アルトコイン投資にオススメの販売所・取引所とは?

ビットコイン以外の暗号資産(仮想通貨)を指すアルトコイン。

販売所・取引所によって取り扱いのあるアルトコインの種類が全く異なります。

わたしが考えるアルトコイン投資における販売所・取引所の比較ポイントは下記の通りです。

アルトコイン販売所・取引所の比較ポイント

  1. 取り扱いコインの種類
  2. 手数料(取引/スプレッド・送金・出入金)
  3. 対象コイン取引は販売所か取引所か

この記事では2021年4月現在、金融庁・財務局より登録許可を得ている販売業者27社のうち、アルトコインの取り扱いがある22社について比較していきます。

全てを比較すると膨大になるため、上記ボックス内に記載した優先順位にしたがって絞り込みを行っていきます。

あなたにとって最適な販売所・取引所を選ぶ手助けになれば幸いです。

絞り込み1:アルトコインの数と種類の比較(22社→7社)

まずは取り扱いアルトコインの数と種類の観点で絞り込みを行います。

比較結果 
数と種類の観点からは、Coincheck(コインチェック)、BitFlyer(ビットフライヤー)、GMOコインが有利。メジャー所だけならHuobi Japan、DMM bitcoin、bitbank(ビットバンク)、SEBCまで含めた7社が候補。

▶︎取り扱い数トップはCoincheck(コインチェック)!!

コインチェック

取り扱いアルトコイン数の比較

数が多ければいいというものでもありませんが、選択肢が多いとその後の運用に幅が出ます。

こちらが取り扱いアルトコイン数でソートしたランキングです。

数の観点からは Coincheck(コインチェック)、BitFlyer(ビットフライヤー)、GMOコイン、Zaifが特に優れていると言えます。

アルトコインの取り扱い数ランキング *右にスクロールできます。

順位取り扱い数
(BTC除く)
販売所/取引所登録年月日運営会社
115Coincheck(コインチェック)19/01/11コインチェック株式会社
211bitFlyer(ビットフライヤー)17/09/29株式会社bitFlyer
211GMOコイン17/09/29GMOコイン株式会社
211Zaif(ザイフ)17/09/29株式会社Zaif
58Huobi Japan(フォビジャパン)17/09/29フォビジャパン株式会社
58DMM Bitcoin17/12/01株式会社DMM Bitcoin
58bitbank(ビットバンク)17/09/29ビットバンク株式会社
77SEBC(サクラエクスチェンジビットコイン)17/12/01株式会社Xtheta
95BITPOINT(ビットポイント)17/09/29株式会社ビットポイントジャパン
95BITMAX(ビットマックス)19/09/06LVC株式会社
114Liquid(リキッド)17/09/29QUOINE株式会社
114ディーカレット19/03/25株式会社ディーカレット
114*Kraken(クラーケン)の一部取引に対応20/09/08Payward Asia株式会社
114TaoTao(タオタオ)17/12/01TaoTao株式会社
114(取り扱い準備中)21/02/17株式会社マーキュリー
163OKCOIN(オーケーコイン)20/03/30オーケーコイン・ジャパン株式会社
163BTCBOX(ビットコインボックス)17/09/29BTCボックス株式会社
163Fxcoin(FXコイン)19/12/24FXcoin株式会社
192SBI VCトレード17/09/29SBI VCトレード株式会社
192楽天ウォレット19/03/25楽天ウォレット株式会社
211coban取引所19/09/23株式会社LastRoots
211CoinBest(コインベスト)20/09/23CoinBest株式会社

取り扱いアルトコイン種類の比較

次にランキング上位7位までについて取り扱いアルトコイン別に見てみます。

基本的には取引したいコインが含まれるかという観点でいいと思います。

このように見ると、Zaifは取り扱いコイン数は多いですが、Zaif内でのみ取り扱える独自トークンの扱いが多いようです。

つまり、種類の観点からはメジャー所に強い Coincheck(コインチェック)、BitFlyer(ビットフライヤー)、GMOコインが特に優れていると言えます。

特に、ENJ(エンジン)、LSK(リスク)、IOST(アイオーエスティー)、FCT(ファクトム)、XTZ(テゾス)を投資対象に考えている方は、候補が限定されます。

取り扱いアルトコイン一覧 *右にスクロールできます。

アイコンコインCoincheckbitFlyerGMOコインZaifHuobi JapanDMM BitcoinbitbankSEBC
ETH
ETC
BCH
XRP
LTC
MONA
XLM
XEM
QTM
BAT
ENJ
LSK
IOST
FCT
XTZ
OMG
FSCC
NCXC
CICC
XCP
ZAIF
Zen
CMS
HT
総数151111118887

絞り込み2:手数料の比較(7社→4社)

比較結果 
総合的に判断すると、GMOコイン、DMM bitcoinが有利。取引手数料の観点からは、上記2社に加えてCoincheck(コインチェック)、bitbank(ビットバンク)が有利。この4社に絞って比較を進める。

次に、アルトコインの取り扱い種類の多かった7つの販売所・取引所(Zaifを除く)について手数料の比較をしていきます。

しかし、一般にアルトコインの種類ごとに手数料が異なるため、横並びの比較をすることが難しいのも事実です。

そこで、全ての候補で取り扱いのあるETH(イーサリアム)を指標に比較してみます。

手数料には下記の通りいくつか種類があります。

  • 取引所手数料:取引所での取引に関わる
  • 販売所手数料:販売所での取引に関わる
  • 出入金手数料:日本円の出入金に関わる
  • 暗号資産の送金手数料:暗号資産の送付時に関わる

こちらが各手数料を比較するために一覧にしたものです。

手数料の比較 *右にスクロールできます。

手数料CoincheckbitFlyerGMOコインHuobi JapanDMM BitcoinbitbankSEBC
取引所Maker:0.000%
Taker:0.000%
簡単取引所
0.01-0.15%
*取引量に依存
Maker:-0.01%
Taker:0.05%
Maker : 0.012-0.150%
Taker : 0.036-0.150%
無料Maker:-0.02%
Taker:0.12%
(取次代行)
販売所基本:無料
スプレッド:0.1-5.0%
基本:無料
スプレッド:あり(範囲の明記なし)
基本:無料
スプレッド:あり(範囲の明記なし)
基本:無料
スプレッド:あり(範囲の明記なし)
基本:無料
スプレッド:あり(範囲の明記なし)
(取次代行)
代金の5%
円入金銀行:所定の振込手数料
コンビニ:770-1018円
ネット:770-1018円 , 50万以上は入金金額×0.11% + 495 円
銀行:所定の振込手数料
ネット:住信SBIは無料、他は330円
銀行:所定の振込手数料
ネット:無料
銀行:所定の振込手数料
ネット:無料(SBI/JNB)
その他:695-1005円
銀行:所定の振込手数料
ネット:無料
銀行:所定の振込手数料
ネット:各自に依存
銀行:所定の振込手数料
ネット:各自に依存
円出金407円三井住友:220-440円
それ以外:550-770円
無料330円無料550円/770円(3万円以上)770円
暗号資産入庫無料無料無料無料無料無料
暗号資産出庫0.01ETH
*手数料変動あり
0.005ETH無料0.007ETH無料0.005ETH
各社ページ詳細詳細詳細詳細詳細詳細詳細

*Maker:指し値注文により板に流動性を提供した場合に適用
*Taker:すでに板に並んでいる注文を約定させるような注文をした場合に適用

取引所の手数料比較

まずは、SEBCが購入代行サービスということで候補から除外されます。金額指定で買ってくれる手軽さはありますが、手数料5%は高過ぎです。

他を見ると、Takerにマイナス手数料が導入されているGMOコイン、bitbank(ビットバンク)に分があります。次いで無料のCoincheck(コインチェック)、DMM Bitcoinですね。

基本的に取引は手数料の安い取引所で行った方が良いので、この部分の手数料は重視してみるべきだと思います。

販売所の手数料比較 (スプレッド比較)

状況によっては即時に売買が成立する販売所を利用することもあるかもしれません。そこで、販売所の売り価格と買い価格の差であるスプレッドについても確認してみます。

上記の表の通り、スプレッドは設定されているものの明確な記載はありません。

スプレッドは流動性や取引時間によって変動するため、同日同タイミングでの各販売所での価格を比較することで、違いをみてみます。

*bitbankは販売所の設置はありません。

21/03/06 22:04時点でのETHの販売所価格

CoincheckbitFlyerGMOコインHuobi JapanDMM Bitcoin
買い価格173,238173,740170,694171,488169,527
売り価格160,968159,988164,000163,136165,103
スプレッド
(%仲値)
12,270
(3.7)
13,752
(4.1)
6,694
(2.0)
8,352
(2.5)
4,424
(1.3)

ETHに関してのスプレッドで見ると、DMM Bitcoinが最も低いようです。次いで、GMOコイン、Houbi Japan、Coincheck(コインチェック)、bitFlyer(ビットフライヤー)と続きます。

再度になりますが、販売所によって得意なコインとそうではないコインがあります。あくまでETHに対する参考値として理解してください。

その他の手数料比較

その他の手数料についてもざっくり見ておきます。

日本円の出入金手数料や暗号資産(仮想通貨)の出庫手数料に関してみても、GMOコインDMM Bitcoinが無料設定となっています。

この2社は特に手数料の観点では他を圧倒していそうです。

絞り込み3:アルトコインの取引所対応(4社→3社)

比較結果 
取引所での取引は圧倒的にbitbank(ビットバンク)が強い。銘柄によっては、Coincheck(コインチェック)しか扱えないものも。GMOコインはバランスが良い。

先に記載した通り、取引は基本的に手数料の安い取引所で実施したいところ。

しかし、アルトコインの場合はビットコインと比べてコイン流通量が少ないという背景もあり取引所がない場合もあります。

そこで、各社が取り扱うアルトコインが取引所で売買可能かを調べていきます。

こちらがその一覧です。

各社のアルトコイン購入可能場所

アイコンコインCoincheckGMOコインDMM Bitcoinbitbank
ETH
ETC
BCH
XRP
LTC
MONA
XLM
XEM
QTM
BAT
ENJ
LSK
IOST
FCT
XTZ
OMG
取引所OK総数3408

結論:2021年に開設するならこの3社(国内)

それでは結論です。

ここまでの比較結果からそれぞれの強みが弱みが見えてきたかと思います。

2021年4月現在、アルトコイン投資をするならCoincheck(コインチェック)、GMOコイン、bitbank(ビットバンク)の3社を併用するのがベストだと思います。

取引所CoincheckGMOコインbitbank
強みコイン種が国内最多手数料最安取引所銘柄が多
弱み取引以外の手数料が高め特になし種類がやや少
各社HP詳細詳細詳細

3社を併用するメリットは下記の通りです。

3社併用のメリット

  • 主軸はbitbank(ビットバンク)かGMOコインとし手数料を下げる
  • Coincheckは種類をカバーできる
  • 複数利用で価格の安い場所から購入可能
  • 複数利用はセキュリティ面でもリスクヘッジになる

さらに、この3社は暗号資産レンディングに対応しており、長期視点でホールドする場合にも一定の利息を得ることが可能です。

より多くの種類のアルトコインを投資対象にするには海外取引所に口座開設する必要があります。

▶︎アルトコイン投資でおすすめの海外取引所がBinanceである理由

ご参考になれば幸いです。

*今回の記事ではレバレッジ取引に関する情報は割愛しています。

▶︎取り扱い数トップはCoincheck(コインチェック)!!

コインチェック
取り扱いコイン数
 (5)
取引所対応数
 (4)
取引手数料
 (3)
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