暗号資産(仮想通貨)取引で手数料をもらう方法

この記事では、アルトコインを含む暗号資産(仮想通貨)取引において、手数料をもらう方法を解説しています。

取引手数料はバカにならない

これはあらゆる資産投資に言えることですが、資産のパフォーマンスとは別にかかる費用は最低限に抑えたいものです。

例えば、10万円のアルトコインを購入して20万円で売却する場合どれくらい差が出るでしょうか。

  • A:取引手数料ゼロ
  • B:取引手数料 1%
  • C:取引手数料 3%

取引手数料は購入時および売却時の2度に渡ってかかりますので、それぞれの手数料は、

  • A:0円
  • B:3,000円
  • C:9,000円

となります。

これは1回の往復の取引でかかる費用なので、何度も取引することを考えると、年間ではかなりの額になることがわかります。

Tatsuya
Tatsuya

投資額が大きくない我々のような一般庶民ほど、手数料は低く抑えたいですよね。。。

手数料を安くする方法は大きく3つあります。

  1. 取引手数料(とスプレッド)が出来るだけ小さい取引所を選ぶ
  2. 取引所が独自で行なっている割引方法を利用する
  3. メイカーで取引手数料をもらう

利用できるものは購入するアルトコインの種類にもよります。

この記事では3番目の「メイカーで取引手数料をもらう」についてご紹介します。

取引手数料の安い国内取引所については下記の記事で比較しています。注意したいのは、販売所では取引手数料無料となっていても実際にはスプレッドという形で徴収されていることです。各社のサイトに記載されていますが、スプレッドは1-5%で設定されていることが多いのです。

▶︎【2021年版】国内22社のアルトコイン向け販売所・取引所を比較

取引所独自の割引方法については、Binance(バイナンス)のように手数料をBNBで支払うことにより、25%オフにできるものなどがあります。

▶︎アルトコイン投資でおすすめの海外取引所がBinanceである理由

メイカーになって手数料を「もらう」

この記事では手数料を「安くする」のではなく「もらう」方法をご紹介します。

その方法は、メイカー手数料がマイナスの取引所を選び、そこでメイカーとなって取引をすることです。

1つずつご紹介しますので、ご安心ください。

取引板を理解する

まず、取引所取引では板の構造を理解する必要があります。

下記は、GMOコインの取引板です。

それぞれのカラムは下記のことを意味しています。

  • 中央:注文の価格。青色は売り注文、赤色は買い注文、黒太字は現在の取引価格。
  • 左:売り注文数。
  • 右:買い注文数。

これだけです!

これを見るとどれだけの量がどのくらいの価格で予約注文が入っているかがわかります。

メイカーとテイカーを理解する

それではメイカー(Maker)テイカー(Taker)についてです。

これら2つは、取引板の流動性を作る側か取る側かという違いがあります。

流動性とは、「いつでも自由に相場価格で取引できる状態」をさす言葉で、取引板に多くの注文が様々な価格で挙げられていることによって、購入する側は自分の希望価格・量で購入することができます。

メイカー(Maker)とは、その取引所の板に流動性を与える注文のことです。

つまり、上記のような取引板に自分のした注文が並ぶ状態を作ることを意味しています。

逆に、テイカー(Taker)とは、その取引所の板の流動性を下げる注文のことです。

つまり、既に板に並んでいる注文を約定させる注文のことを意味しています。

現在価格ですぐに約定する成行注文はこちらに該当しますし、指値注文でも取引板の値を指定してすぐに約定したものはテイカー注文に該当します。

メイカー手数料がマイナスの取引所を選ぶ

上記が理解できたら、あとは適した取引所を選ぶだけです。

適した取引所とは、メイカー手数料がマイナスに設定されている取引所です。

国内取引所でマイナス手数料が設定されているオススメの取引所は下記の2箇所です。

手数料GMOコインbitbank
取引所Maker:-0.01%
Taker:0.05%
Maker:-0.02%
Taker:0.12%
取り扱いコイン数129
取引所可能コイン数49
各社ページ詳細詳細

取引所で利用できるコイン数が多い、かつ、メイカー手数料が-0.02であるbitbankが第一選択になります。

もし、これで不足するようならCoincheckも選択肢に入ってきます。

取り扱い可能コインなどは下記の記事でまとめていますのでご参照ください。

▶︎【2021年版】国内22社のアルトコイン向け販売所・取引所を比較

メイカー注文を入れる方法

それではメイカー注文を入れる方法を具体的に記載します。

どれくらいの時間で約定させたいかによって若干方針は変わりますが、基本は同じです。

買い注文の場合

現在の取引価格を確認する

上記の例では、5,455,350円/BTCです。

現在の取引価格より下で約定しやすそうな価格を設定

5,452,000円に2.5BTCという割と大きめの買い注文が入ってますので、それよりちょっと安めに設定すると約定しやすいです。安くしすぎるとすぐに約定して、メイカー認定されないので注意。また、若干のディレイもあります。

必要数量を入力して注文

注文後の自分の注文が板に並んだことを確認しましょう。

あとは約定を待つだけ!

約定すれば取引代金の0.01-0.02%を受け取ることができます。

さらに、確実にMaker注文をしたいという方のために「Post-only機能」が搭載されている取引所もあります。

Post-only機能とは、テイカーとなる注文は発注されず、メイカーとなる注文のみ発注される機能です。

現在は、GMOコイン、bitbankで利用可能です。注文時にチェックするだけなので簡単です。

手数料はもらって利益は積み上げましょう

この記事では、アルトコインを含む暗号資産(仮想通貨)取引において、手数料をもらう方法を解説しました。

アルトコイン投資で取引手数料を「もらう」方法
  • メイカー手数料がマイナスの取引所を選ぶ
  • 取引板に乗るような指値注文を入れる

通常かかるはずの取引手数料が簡単な方法でもらえるなんて良い制度ですよね。

こういうのは知っている人だけが使える制度です。

賢いあなたは無駄な手数料は払わずに、利益を積み上げていきましょう。

最後まで記事を読んでいただき、誠にありがとうございます。「役にたったよ」と感じて頂けたら、下記クリックでこのブログを応援して頂けないでしょうか。
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