この記事では、Binance(バイナンス)のステーキングを使って運用する方法を紹介しています。
目次
ステーキングとは?
ステーキングとは、対象となるアルトコインを保有しチェーンのネットワークに参加することで、対価として報酬が貰える仕組みです。
コンセンサスアルゴリズとして、PoS(プルーフ・オブ・ステーク)を採用するアルトコインが対象です。PoSについて他のコンセンサスアルゴリズムとざっくり比較したい方は下記の記事を参照ください。
▶︎アルトコインのコンセンサスアルゴリズムの種類・特徴・比較
ステーキングの方法は色々ありますが、最も分かりやすいBinance(バイナンス)でのステーキング方法について紹介していきます。
Binance(バイナンス)は世界で最も暗号資産の取引が行われている取引所です。アルトコイン投資をする上で、現状では最適な場所だと個人的に考えています。口座開設を検討されている方はこちらの記事も見てみてください。
▶︎アルトコイン投資でおすすめの海外取引所がBinanceである理由
Binance(バイナンス)でのステーキング手順
それでは、具体的手順の説明に移ります。
上記の紹介ページや右のリンクからすぐに開設できます。現物取引で金額が大きくなければ身分証の提出などはすることなく利用することが可能です。
日本在住の方はBinance(バイナンス)で直接購入することも可能ですが、手数料が高い(購入金額の3.5%か10USDの高い方)です。国内取引所で購入したビットコインを送付するのがオススメです。わたしはGMOコインで購入したビットコインを出庫手数料無料で送付しています。
・Binance(バイナンス)のウォレットアドレスを確認
Binanceのトップ画面右上→「ウォレット」→「フィアットと現物」→「入金」の順にクリック
下記のようにアドレスが表示されるので、国内取引所で購入したBTCを送る場合はBTCを選択
*チェーンの種類はご自身の状況に応じて確認してから実施しないと、誤送で失うリスクがあります。
・取引所で上記でコピーしたアドレスを貼り付けて、間違いのないように送金する。
・送金完了までに10分前後はかかる場合がありますので、落ち着いて待ちましょう。
Binanceのトップ画面右上から「ウォレット」→「収益」の順にクリック
下記のような画面になるので、「バイナンス・ステーキング商品」を選択
このような画面に切り替わります。
推定利率やロック期間などを含めて候補コインを検討します。→詳細は後述
上記画像の右側のカラムに最小ロック金額というのがあります。これ以上のアルトコインを有していないとステーキングすることはできません。
対象のコインを入手する方法は、多少コインによって異なりますが、
・取引所で購入する
・コンバート機能で入手する
のいずれかになるはずです。
オススメしたいのは一定額をBNB(バイナンスコイン)に交換しておくことです。手数料支払いをBNBにすることで、取引手数料が25%オフになります。
ステーキング日数、ロック金額を入力したら、規約同意部分にチェックを入れて「購入確認」をクリックして完了です。
ウォレットの収益画面ではこのように見えます。
ステーキングするコインはどう選ぶ?
ここは色々な考え方があります。下記の順番で決めていけば自分の条件に合致するものが見つかります。
コインをロックするかどうか
まず、ステーキング中にコインが拘束されるかどうかで大きく分かれます。
- Rockedステーキング:ステーキング中は決められた期間コインを売買できない
- Flexibleステーキング:いつでもステーキングを解除することが可能
Rockedステーキングでは、期間中コインを動かせない代わりに利率が高い傾向があります。Rockedステーキングでも途中解除はできますが、それまでに蓄積した利率も受け取れなくなります。
長期保有目的では、利率が高いRockedステーキングが有利となりますが、短期的に売買する可能性もある場合は利率がある程度下がってもFlexibleステーキングを選択することになります。
FlexibleステーキングはBinanceの場合、Defiステーキングのタブから選択可能です。
ステーキング期間を選ぶ
Rockedステーキングの場合は、保有期間を選択します。
多くの場合、「15日」「30日」「60日」「90日」から選びます。
当然、ステーキング期間が長い方が利率が高くなります。
この段階で、ステーキング可能なコインとそうでないコインが出てきます。Binanceでステーキングできる絶対量が決まっているため、現時点で利用可能なものにしかステーキングできません。「利用可能なものを表示」という選択部分があるので、これを押すと良いでしょう。
また、確認時点で利用できないものでも翌日の更新で利用できるようになるものもあります。これは、既にステーキングしているユーザーのロック期間が終了することにより、空きが出るためです。自分のステーキングしたいものが明確に決まっている場合は、数日確認するのもありです。
ステーブルコイン or 上昇トレンドのコインを探す
Rockedステーキングの場合、ステーキング期間中のアルトコインの値下がりはそのまま直撃します。
チャート分析やファンダメンタルズ分析などを使って比較的価格が安定しているものやボラティリティが相対的に小さいものにしておくと事故を防ぐことができます。
最も保守的なのは、価格が安定しているステーブルコインをステーキングすることです。
コイン自体の価格上昇はありませんが、一定の割合で利息が付くので高利率銀行預金に似ています。
利率が高く設定されているコインは、基本的にボラティリティが高いです。
大暴騰と大暴落の両方の可能性を持っているので、この辺りはご自身でどこまでリスクを取れるかというところだと思います。なお、ステーキング報酬もステーキングしているアルトコインで振り込まれるので、上がる時は大きく利益が出る一方、下がる時はステーキング報酬もゴミと化します。
短期的なトレンドに乗って、短期的にステーキングもということならチャート分析が役立つでしょう。
煩雑な取引なしで利息をもらい続けよう
この記事では、Binance(バイナンス)で簡単にステーキング報酬をもらう方法について解説しました。
操作自体は簡単で放っておいても利息が付くので、長期保有目的で暗号資産投資を行っている人には非常に有益なシステムだと思います。
株式投資では、年利10%で運用できれば非常に成功している例だと思いますが、暗号資産投資では変なことさえしなければ難しい分析・投資センスがなくても簡単に達成できます。
もちろん、その分大きなリスクを取っているということは肝に命じておきましょう。
それでは幸運を祈ります。
*この記事は特定の投資方法を推奨するものではなく、筆者の個人的見解を述べているものです。情報の正確性や投資判断はご自身の責任において行っていただけますようお願いいたします。